ルックバック

自分の才能に絶対の自信を持つ藤野と、引きこもりの京本。
田舎町に住む2人の少女を引き合わせ、結びつけたのは漫画を描くことへのひたむきな思いだった。
月日は流れても、背中を支えてくれたのはいつだって――。
唯一無二の筆致で放つ青春長編読切。

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コメント

  1. user より:

    作品っちゅうのはいつも、誰かのためにある。

    孤独で、地味で、誰のために創っているのかわからない時もあるけど、確実にそれを楽しみにしている人がいる。

    藤野は、京本のためにこれからも漫画を描き続ける。

    藤野と京本はお互いが、お互いを尊敬し、背中を追い続けている。

    その関係性が、尊く羨ましいほどだなぁ。

    京本の廊下に置いてあるスケッチブックの量すごいな。

    あと、やっぱ漫画を完成させること、すなわち作品の出来ではなくて、とりあえず完成させることがもうすごいよね。

    おれも完成させないと、今溜まってるプロジェクト。

    シャーク様の出番だぜ!

  2. _kakaさん より:
    記憶に残る作品。

    短い物語ながら何気ない描写で人の心を打ってくる。
    記憶に残る作品。
  3. user より:

    ピクニック中に崖から落ちたけどギリ生きてるみたいな感覚になる漫画

    前中盤までの主人公達を応援し続けたいと思えるくらいの青春漫画からの後半の急展開に、電車で降りる駅を2回間違えて遅刻した。

  4. user より:

    創作の素晴らしさと友情の美しさ
    なんで漫画を描くの?に対するあの笑顔が最高だったし2人で漫画を描いた日々はきらきら輝いてた
    ちりばめられた伏線もすごく良い
    私たちは長く生きられないけど、創作物の持つ熱量は何十年も先に届くのかもしれないっていう希望をまざまざと見せつけられた
    何回読んでも号泣する、人生は辛くて厳しいけど美しい思い出が前を向かせてくれる
    最高の漫画だった
  5. user より:

    才能、プライド、思い上がり、強がり、未熟さ、不器用さ、そして後悔。
    これがこの漫画で描かれるものたち。

    京本は藤野より圧倒的に才能があるし、努力もしている。
    しかし京本は社会との交わりにおいて決定的な弱さがある。

    一方の藤野は、京本との才能の差に気づき、凄まじい努力を重ねるが、京本との差は埋まらない。
    漫画家としての挫折を味わうが、京本との交わりが、藤野の人生を変える。
    はじめ、幼さゆえの傲慢さとプライドの高さが痛々しさを感じさせるが、超えられない才能の壁に気づいたとき、藤野の中で何かが変わったようにみえた。
    しかし藤野は素直になれない不器用さからか、京本に対してどこか主従的な関係を求め続け、京本はむしろそれを良しとしていた節があるものの、それはそれでやはり痛々しかった。

    そして迎えるまさかの展開。

    二人の関係を客観的に見つめていた読者としての私も、どうすればこうならなかったのか、わからない。
    いや、どうしようもないことだったのだろう。
    しかしこのやりきれなさ、この気持ちの持って行き場のなさが、どうしようもなくリアルで、瞬間、この物語世界に吸い込まれていくようだった。

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