
自分の才能に絶対の自信を持つ藤野と、引きこもりの京本。
田舎町に住む2人の少女を引き合わせ、結びつけたのは漫画を描くことへのひたむきな思いだった。
月日は流れても、背中を支えてくれたのはいつだって――。
唯一無二の筆致で放つ青春長編読切。
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自分の才能に絶対の自信を持つ藤野と、引きこもりの京本。
田舎町に住む2人の少女を引き合わせ、結びつけたのは漫画を描くことへのひたむきな思いだった。
月日は流れても、背中を支えてくれたのはいつだって――。
唯一無二の筆致で放つ青春長編読切。
コメント
おもしろい
とにかく読んで欲しい、読んで面白くなかったら、何ヶ月か、何年か経ってからまた読んで欲しい。
主人公藤本と、絵を描くのが好きな不登校の同級生京本
絵が上手いとクラスの人から慕われている藤本は
先生に言われ京本の絵も新聞に記載することになる。
あまりの美味さにクラスの人々は藤本の絵よりも
京本の絵を注目するようになる。
京都アニメーション放火殺●事件をもっとしている
部分が見られていて、1巻完結にも関わらず
とても感動する作品となっています。
たった一巻。
セリフ最低必要最小限。
コレを一位に推す若者たちに
ついていけなくなっている自分に
愕然とする。
きわめて真っ当な「友情・努力・勝利」。
石ノ森も50年前に試みた絵巻物語。
でも、若者たちにとっては、初めて見る世界。
それをイジる権利は、
私にはおそらく髪の毛一本ぶんもない。
だいたいのストーリー
自分の才能に絶対の自信を持つ小学四年生の藤野と、引きこもりの京本。
(←2人合わせれば藤本になる)田舎町に住む2人の少女を引き合わせ、結びつけたのは漫画を描くことへのひたむきな思いだった。
藤野には斬新なストーリーセンスがあり、京本には圧倒的な画力があった。
それぞれが才能を認めて嫉妬し、そして2人で高め合う季節と、別れて道を進む季節。
そんな時、現代世界の「あの事件」に似た悲劇が起きる。
このマンガはたしかにすごいが好みではない。
ただひたむきに描くことに向き合う2人には憧れがある。
そんなかんじ。
これがこの漫画で描かれるものたち。
京本は藤野より圧倒的に才能があるし、努力もしている。
しかし京本は社会との交わりにおいて決定的な弱さがある。
一方の藤野は、京本との才能の差に気づき、凄まじい努力を重ねるが、京本との差は埋まらない。
漫画家としての挫折を味わうが、京本との交わりが、藤野の人生を変える。
はじめ、幼さゆえの傲慢さとプライドの高さが痛々しさを感じさせるが、超えられない才能の壁に気づいたとき、藤野の中で何かが変わったようにみえた。
しかし藤野は素直になれない不器用さからか、京本に対してどこか主従的な関係を求め続け、京本はむしろそれを良しとしていた節があるものの、それはそれでやはり痛々しかった。
そして迎えるまさかの展開。
二人の関係を客観的に見つめていた読者としての私も、どうすればこうならなかったのか、わからない。
いや、どうしようもないことだったのだろう。
しかしこのやりきれなさ、この気持ちの持って行き場のなさが、どうしようもなくリアルで、瞬間、この物語世界に吸い込まれていくようだった。