ルックバック

自分の才能に絶対の自信を持つ藤野と、引きこもりの京本。
田舎町に住む2人の少女を引き合わせ、結びつけたのは漫画を描くことへのひたむきな思いだった。
月日は流れても、背中を支えてくれたのはいつだって――。
唯一無二の筆致で放つ青春長編読切。

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コメント

  1. user より:

    レンタルで読了。

    普段、漫画を読まないからでしょうか。
    ブグログでの皆さんの評価のようにはなりませんでした。

    それでも、時間(季節)の経過(流れ)が【絵】だけで表現されているのを見るのは面白かったです。

  2. 傑作だった

    心に響く名作。
    芸術的ですらある。
    漫画の素晴らしさ、可能性を感じた。
  3. user より:

    藤本タツキ先生の、ワナビがマンガ家になるまでを描いた話です
    映画化するので読み直しました
    マンガで人を救えるのかどうか、という話でした

    タツキ先生が美大卒らしいので、京本が本人を投影されているのかなと思いました
    自分の描いたマンガが不登校児を救って、ワナビの承認欲求を何よりも満たしたのが京本でした
    背中を推される形でマンガ家になり、突然に訃報を聞いて心が折れてしまいます
    心ともにペンが折れてしまった藤野は、引きこもっていた京本の描いた4コマ漫画を見て、蘇ります
    背景担当で芸術家肌の京本がマンガをかいたのは、後にも先にもその1ページだけだと思います
    お互いに心を動かしあってるなと思いました
    マンガを書いてるのは人で、京本を殺害したのも人で、人を殺すのは人ですが、人を救うのも人なんだと書かれています
    ここが災害や事故ではなく、故意の殺●が死因に選ばれた理由だと思います
    マンガが人を救うと書きましたが、これは自分のマンガではダメというのが業だと思いました
    藤野の書き換えた商業マンガではダメで、京本が描いた4コマ漫画でないと救われなかったのがおもしろかったです
    他者でないと救われない藤野のエゴが、京本を必要としていたんだなと感じました

    これを映画で表現するのかと疑問でした
    どんな形になるんでしょうか

  4. user より:

    経験をしたことがある人はわかると思うが、マンガでも小説でも音楽でも創作作品を生み出すということは、比喩ではなく我が子を産みだす感覚にかなり近い。
    自分の身と心を削り捧げる、つまり自分という人間をかなり根こそぎ差し出す行為だからだ。
    その証拠に作り上げた直後、達成感が強すぎてすぐに気づかないが、消耗感がもの凄い。
    (余談だが、マンガ原作者の気持ちを軽んじたテレビ局や出版社界隈の人間がそのことをあまりにわかっていないことには絶望したし、その作者が生み出すものが自分たちの生きる糧なのにも関わらずその敬意のあまりの無さを心底軽蔑する。
    そんなことをやっている猟師がいたとしたら間違いなく自然に殺されるだろう、それと同じ行為だ。
    )もとい、描くことがつなぐ2人の友情は、ともに自分の人生を内面から差し出す行為とともにあったわけで、それは相当に深い絆だったろう。
    お互いの才能に惹かれ惹かれあった人と出会えた喜びを爆発させる雨の帰り道、マンガ賞を受賞したことを2人で確かめた雪の降る日のコンビニ、そして同じ部屋で黙々と作品を描くことに没頭している間2人はお互いに背中を向けていて、ふと振り返った時にその自分の人生を支えてくれる存在がいることの喜びを奇跡を何度も何度も噛み締めただろう。
    部屋に掛けられていた半纏の背中の筆跡に、実際は2人で描いたものではない連載マンガの単行本の描線に、確かに2人でやってきた痕跡を見つけ、自分たちの人生はお互いが振り返った時の友の姿で支えられ導かれていた、それはこれからも続いていく、いや、続けていくのだ。
    卓越した表現力でかけがえのない友情の姿を描いた素晴らしい作品だった。
  5. user より:

    継続は力であり、信じられる仲間が1人でもいればどんなに辛くても前に進める。
    そんな励ましを貰える作品です。
    登場人物に負けず、読者自身の背中も、誰かを魅せられるのかな。
    生き方を問われてる気もしますね。
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