
自分の才能に絶対の自信を持つ藤野と、引きこもりの京本。
田舎町に住む2人の少女を引き合わせ、結びつけたのは漫画を描くことへのひたむきな思いだった。
月日は流れても、背中を支えてくれたのはいつだって――。
唯一無二の筆致で放つ青春長編読切。
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自分の才能に絶対の自信を持つ藤野と、引きこもりの京本。
田舎町に住む2人の少女を引き合わせ、結びつけたのは漫画を描くことへのひたむきな思いだった。
月日は流れても、背中を支えてくれたのはいつだって――。
唯一無二の筆致で放つ青春長編読切。
コメント
これがこの漫画で描かれるものたち。
京本は藤野より圧倒的に才能があるし、努力もしている。
しかし京本は社会との交わりにおいて決定的な弱さがある。
一方の藤野は、京本との才能の差に気づき、凄まじい努力を重ねるが、京本との差は埋まらない。
漫画家としての挫折を味わうが、京本との交わりが、藤野の人生を変える。
はじめ、幼さゆえの傲慢さとプライドの高さが痛々しさを感じさせるが、超えられない才能の壁に気づいたとき、藤野の中で何かが変わったようにみえた。
しかし藤野は素直になれない不器用さからか、京本に対してどこか主従的な関係を求め続け、京本はむしろそれを良しとしていた節があるものの、それはそれでやはり痛々しかった。
そして迎えるまさかの展開。
二人の関係を客観的に見つめていた読者としての私も、どうすればこうならなかったのか、わからない。
いや、どうしようもないことだったのだろう。
しかしこのやりきれなさ、この気持ちの持って行き場のなさが、どうしようもなくリアルで、瞬間、この物語世界に吸い込まれていくようだった。
一番良い選択、なんてそもそも無いんだと思う。
そうじゃ無い選択をした、そうだったかもしれない世界に思いを馳せながら生きていくのが良い。
単純にシンプルではないですけどね。
自分を諦めさせた存在が自分に憧れていたという。
ジャケットから推測するとバクマン。
のような話かと思いきや、それは全く違った。
作者はチェンソーマンやファイアパンチで有名な藤本タツキ。
この作風の作品もあるんだとびっくりした。
チェンソーマンのような、豪快さや突飛さはこの作品にはなかった。
コミックが一巻のみ、それもどちらかというと薄い本でどんな展開かワクワクしながら読んだ。
登場人物もかなり少なく、描写としては漫画を描いているシーン、もしくは無言の内容が多い。
それでいてこの話の構成と面白さを作ったのはすごい。
画力に引き寄せられる、というよりも話の構成と展開が面白すぎた。
現実では考えられないながらも、ある意味誰にでも起きえるという点でよかった。
もしかしたらどこかの誰かの実話かもしれない
映画化されていて、1時間あるよう。
どんな話になるのだろうかは気になる
※※※※※※以降はネタバレに近いです
本作が2021年に刊行されているので、時期的に考えた時、この話は当時連載されていた『東京卍リベンジャーズ』と2019年に起きてしまった京都アニメーション放火殺●事件からの着想がある内容のように思う。
時を変える契機は、四コマ漫画の紙。
犯人の動機は『京都アニメーションが小説の落選やアイデアの盗用を続けて利益を得ている』という点。