薫る花は凛と咲く

底辺男子校・千鳥高校に通う凛太郎と、お嬢様校・桔梗女子の薫子。
ある休日、夏休み明け久々のデートを楽しむ凛太郎と薫子だったが、その様子を桔梗女子の友人4人に目撃されてしまう。
彼女らは薫子を心配し、付き合うことを反対するが、千鳥に偏見を持たない柚原まどかの存在により、ついに凛太郎たちと会う決断をする。
隣接する二校の相容れぬ深い溝、その行方は──…。

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コメント

  1. user より:
    薫る花は凛と咲く(9) (講談社コミックス)

    凛太郎と桔梗女性陣の望まぬ遭遇、そこからの千鳥と桔梗の顔合わせ。
    そこで本番をただ待つのではなく、薫子が悲しまないようにしようと動く昴や凛太郎の様子は良いなぁ
    千鳥と桔梗、その間にある壁は簡単に取り払えない難しい壁だと知っている。
    そこで失敗しないように、ではなく悲しみを生まないようにと下準備をする彼らに底なしの優しさを感じてしまう

    ここで薫子を主眼に置くだけじゃなく、昴自身も桔梗における思い込みを解きたいと考えている点はいいなぁ
    彼女だって千鳥に対して偏見を持っていた。
    それが実際に接して思い違いを知った。
    同じようにすずか達にも凛太郎達の良さを知って欲しいと思うわけだ

    それでも準備は幾らしても満足できないわけで
    まさかここで凛太郎が金髪とピアスを辞めるとはなぁ…。
    21話で語られたように凛太郎にとって金髪とピアスは笑顔の象徴、それを辞められるなら彼は別の手段で笑顔を手に入れられるようになったという事で
    勿論、それは凛太郎の決断に過ぎないから、彼の心情を慮る薫子が反対するという展開も納得できる。
    特にあの流れじゃ薫子の為に金髪を辞めようとしているようなものだから
    だからこそ凛太郎は薫子に金髪を辞められる理由を話す必要があって、それは薫子への愛を伝える流れに繋がるわけだ

    互いの弱い処を見せ合えるようになって、それでも互いを背負っていこうと決めた二人の姿は麗しいものだね

    遂に始まる顔合わせ。
    昴や男性陣からの至れり尽くせりな配慮が凄い…
    会話の口火はまどかが切っているものの、凛太郎が今回の集まりに関して感謝を伝え翔平が以前の衝突に関して謝罪。
    両者の間に横たわる蟠りを解きつつ、今日という日を楽しく過ごさせてやりたいとの想いが伝わってくるね
    だからまどかだけでなくすずかや千紗も心を開くようになってくる

    その中で唯一異なる反応を示したのが亜由美か…
    すずかや千紗はきっと桔梗における教師の言葉が蟠りのきっかけとなっていた。
    でも亜由美の場合は彼女自身の生き方に蟠りのきっかけが有ったのかな。
    それは千鳥の男性陣が善い人間であると知れても解消される事はない。
    むしろ余計に深まっていく

    亜由美の中にある自己否定、それを緩和させる為の千鳥への見下し
    なら彼女に対して必要なのは千鳥男子は善い者だとアピールするのではなく、こうして会いに来てくれた亜由美こそ善い人間だと伝えることなんだろうな
    凛太郎は亜由美の事なんて少ししか知らない。
    それでも顔合わせのきっかけの一つとなってくれたなら悪い人間と思わない
    薫子は自分に真っ先に話しかけてくれて桔梗に馴染むきっかけとなった亜由美を悪い人間と思わない。
    むしろ彼女が自己否定と絡ませる卑屈な想いを自分も知っているものだと伝えてやれる
    凛太郎も薫子も亜由美に伝える方向性は同じ。
    二人とも亜由美を素敵な人間と伝えてくれている。
    こうまでしてくれる凛太郎と薫子が悪い人間なわけないし、それを伝えられる亜由美も悪い人間の訳がないんだよね
    この辺りの伝え合う描写はとても良かったな…

    そうして今日という日は悪い日に終わらず男性陣と女性陣で分かれて一件落着…と思いきや、まどかが追ってきた様子には驚いてしまった。
    あの良い雰囲気で解散とかではないんだ(笑)
    おまけに腹の虫までアピールをするものだから余計に締まらない(笑) そりゃネガティブな雰囲気なんて無しにして仕切り直した方が良いに決まっている

    改めて食事へ行こうとなる少年少女たちの様子は本当にほのぼのとしたものを感じられて、この巻をかけて描かれた様々な尊さが心に沁みてくるよ…

  2. user より:
    薫る花は凛と咲く(9) (講談社コミックス)

    凛太郎と桔梗女性陣の望まぬ遭遇、そこからの千鳥と桔梗の顔合わせ。
    そこで本番をただ待つのではなく、薫子が悲しまないようにしようと動く昴や凛太郎の様子は良いなぁ
    千鳥と桔梗、その間にある壁は簡単に取り払えない難しい壁だと知っている。
    そこで失敗しないように、ではなく悲しみを生まないようにと下準備をする彼らに底なしの優しさを感じてしまう

    ここで薫子を主眼に置くだけじゃなく、昴自身も桔梗における思い込みを解きたいと考えている点はいいなぁ
    彼女だって千鳥に対して偏見を持っていた。
    それが実際に接して思い違いを知った。
    同じようにすずか達にも凛太郎達の良さを知って欲しいと思うわけだ

    それでも準備は幾らしても満足できないわけで
    まさかここで凛太郎が金髪とピアスを辞めるとはなぁ…。
    21話で語られたように凛太郎にとって金髪とピアスは笑顔の象徴、それを辞められるなら彼は別の手段で笑顔を手に入れられるようになったという事で
    勿論、それは凛太郎の決断に過ぎないから、彼の心情を慮る薫子が反対するという展開も納得できる。
    特にあの流れじゃ薫子の為に金髪を辞めようとしているようなものだから
    だからこそ凛太郎は薫子に金髪を辞められる理由を話す必要があって、それは薫子への愛を伝える流れに繋がるわけだ

    互いの弱い処を見せ合えるようになって、それでも互いを背負っていこうと決めた二人の姿は麗しいものだね

    遂に始まる顔合わせ。
    昴や男性陣からの至れり尽くせりな配慮が凄い…
    会話の口火はまどかが切っているものの、凛太郎が今回の集まりに関して感謝を伝え翔平が以前の衝突に関して謝罪。
    両者の間に横たわる蟠りを解きつつ、今日という日を楽しく過ごさせてやりたいとの想いが伝わってくるね
    だからまどかだけでなくすずかや千紗も心を開くようになってくる

    その中で唯一異なる反応を示したのが亜由美か…
    すずかや千紗はきっと桔梗における教師の言葉が蟠りのきっかけとなっていた。
    でも亜由美の場合は彼女自身の生き方に蟠りのきっかけが有ったのかな。
    それは千鳥の男性陣が善い人間であると知れても解消される事はない。
    むしろ余計に深まっていく

    亜由美の中にある自己否定、それを緩和させる為の千鳥への見下し
    なら彼女に対して必要なのは千鳥男子は善い者だとアピールするのではなく、こうして会いに来てくれた亜由美こそ善い人間だと伝えることなんだろうな
    凛太郎は亜由美の事なんて少ししか知らない。
    それでも顔合わせのきっかけの一つとなってくれたなら悪い人間と思わない
    薫子は自分に真っ先に話しかけてくれて桔梗に馴染むきっかけとなった亜由美を悪い人間と思わない。
    むしろ彼女が自己否定と絡ませる卑屈な想いを自分も知っているものだと伝えてやれる
    凛太郎も薫子も亜由美に伝える方向性は同じ。
    二人とも亜由美を素敵な人間と伝えてくれている。
    こうまでしてくれる凛太郎と薫子が悪い人間なわけないし、それを伝えられる亜由美も悪い人間の訳がないんだよね
    この辺りの伝え合う描写はとても良かったな…

    そうして今日という日は悪い日に終わらず男性陣と女性陣で分かれて一件落着…と思いきや、まどかが追ってきた様子には驚いてしまった。
    あの良い雰囲気で解散とかではないんだ(笑)
    おまけに腹の虫までアピールをするものだから余計に締まらない(笑) そりゃネガティブな雰囲気なんて無しにして仕切り直した方が良いに決まっている

    改めて食事へ行こうとなる少年少女たちの様子は本当にほのぼのとしたものを感じられて、この巻をかけて描かれた様々な尊さが心に沁みてくるよ…

  3. 単行本(電子書籍含む)ならではの描写

    薫る花は、これまでの共通点として、見開きの素敵さがあり、これは配信中のアプリではやや物足りなくなる点。
    当然この9巻でも魅力ある見開きあり。

    そして、言うまでも無いところであるもののあえて触れるとして、1話の時点から「こんな学校無いよ」とか「こんな人いないよ」というのはあくまでも創作物であるから、その視点は排除して、これまでと変わらず、登場人物の心情が痛いほど伝わってくる。

    特に、その心情などを、物と対比して描かれているのが素敵で、それは9巻でも変わらず。

    5,6巻では薫子と凛太郎の、告白での心情が強く伝わってきて、それが夏祭りのラムネが添えられているのが良かった所、この9巻では「とある食べ物」と「とある表現」が用いられ、抜群。

    また、薫る花の素晴らしさは、主人公二人だけでなく、(作者の意図として)心底悪い登場人物は出さない、どの登場人物にも焦点が当てられるというのがあるところで、この9巻では特に(ポンコツ描写の多い)翔平と、8巻終わりで主要ぽく描かれた「あゆ」が必見。

    良いところをあげたらキリが無いですが、最後に、よくある伏線というのでなく、自然に既出の描写が引用されるのも薫る花の良さで、今回は薫子が1学年の時のことが、さりげなく既出だったと気付かされる。

    相変わらず、じっくり、読み返し甲斐のある1冊。

  4. user より:
    薫る花は凛と咲く(9) (講談社コミックス)

    凛太郎と桔梗女性陣の望まぬ遭遇、そこからの千鳥と桔梗の顔合わせ。
    そこで本番をただ待つのではなく、薫子が悲しまないようにしようと動く昴や凛太郎の様子は良いなぁ
    千鳥と桔梗、その間にある壁は簡単に取り払えない難しい壁だと知っている。
    そこで失敗しないように、ではなく悲しみを生まないようにと下準備をする彼らに底なしの優しさを感じてしまう

    ここで薫子を主眼に置くだけじゃなく、昴自身も桔梗における思い込みを解きたいと考えている点はいいなぁ
    彼女だって千鳥に対して偏見を持っていた。
    それが実際に接して思い違いを知った。
    同じようにすずか達にも凛太郎達の良さを知って欲しいと思うわけだ

    それでも準備は幾らしても満足できないわけで
    まさかここで凛太郎が金髪とピアスを辞めるとはなぁ…。
    21話で語られたように凛太郎にとって金髪とピアスは笑顔の象徴、それを辞められるなら彼は別の手段で笑顔を手に入れられるようになったという事で
    勿論、それは凛太郎の決断に過ぎないから、彼の心情を慮る薫子が反対するという展開も納得できる。
    特にあの流れじゃ薫子の為に金髪を辞めようとしているようなものだから
    だからこそ凛太郎は薫子に金髪を辞められる理由を話す必要があって、それは薫子への愛を伝える流れに繋がるわけだ

    互いの弱い処を見せ合えるようになって、それでも互いを背負っていこうと決めた二人の姿は麗しいものだね

    遂に始まる顔合わせ。
    昴や男性陣からの至れり尽くせりな配慮が凄い…
    会話の口火はまどかが切っているものの、凛太郎が今回の集まりに関して感謝を伝え翔平が以前の衝突に関して謝罪。
    両者の間に横たわる蟠りを解きつつ、今日という日を楽しく過ごさせてやりたいとの想いが伝わってくるね
    だからまどかだけでなくすずかや千紗も心を開くようになってくる

    その中で唯一異なる反応を示したのが亜由美か…
    すずかや千紗はきっと桔梗における教師の言葉が蟠りのきっかけとなっていた。
    でも亜由美の場合は彼女自身の生き方に蟠りのきっかけが有ったのかな。
    それは千鳥の男性陣が善い人間であると知れても解消される事はない。
    むしろ余計に深まっていく

    亜由美の中にある自己否定、それを緩和させる為の千鳥への見下し
    なら彼女に対して必要なのは千鳥男子は善い者だとアピールするのではなく、こうして会いに来てくれた亜由美こそ善い人間だと伝えることなんだろうな
    凛太郎は亜由美の事なんて少ししか知らない。
    それでも顔合わせのきっかけの一つとなってくれたなら悪い人間と思わない
    薫子は自分に真っ先に話しかけてくれて桔梗に馴染むきっかけとなった亜由美を悪い人間と思わない。
    むしろ彼女が自己否定と絡ませる卑屈な想いを自分も知っているものだと伝えてやれる
    凛太郎も薫子も亜由美に伝える方向性は同じ。
    二人とも亜由美を素敵な人間と伝えてくれている。
    こうまでしてくれる凛太郎と薫子が悪い人間なわけないし、それを伝えられる亜由美も悪い人間の訳がないんだよね
    この辺りの伝え合う描写はとても良かったな…

    そうして今日という日は悪い日に終わらず男性陣と女性陣で分かれて一件落着…と思いきや、まどかが追ってきた様子には驚いてしまった。
    あの良い雰囲気で解散とかではないんだ(笑)
    おまけに腹の虫までアピールをするものだから余計に締まらない(笑) そりゃネガティブな雰囲気なんて無しにして仕切り直した方が良いに決まっている

    改めて食事へ行こうとなる少年少女たちの様子は本当にほのぼのとしたものを感じられて、この巻をかけて描かれた様々な尊さが心に沁みてくるよ…

  5. 単行本(電子書籍含む)ならではの描写

    薫る花は、これまでの共通点として、見開きの素敵さがあり、これは配信中のアプリではやや物足りなくなる点。
    当然この9巻でも魅力ある見開きあり。

    そして、言うまでも無いところであるもののあえて触れるとして、1話の時点から「こんな学校無いよ」とか「こんな人いないよ」というのはあくまでも創作物であるから、その視点は排除して、これまでと変わらず、登場人物の心情が痛いほど伝わってくる。

    特に、その心情などを、物と対比して描かれているのが素敵で、それは9巻でも変わらず。

    5,6巻では薫子と凛太郎の、告白での心情が強く伝わってきて、それが夏祭りのラムネが添えられているのが良かった所、この9巻では「とある食べ物」と「とある表現」が用いられ、抜群。

    また、薫る花の素晴らしさは、主人公二人だけでなく、(作者の意図として)心底悪い登場人物は出さない、どの登場人物にも焦点が当てられるというのがあるところで、この9巻では特に(ポンコツ描写の多い)翔平と、8巻終わりで主要ぽく描かれた「あゆ」が必見。

    良いところをあげたらキリが無いですが、最後に、よくある伏線というのでなく、自然に既出の描写が引用されるのも薫る花の良さで、今回は薫子が1学年の時のことが、さりげなく既出だったと気付かされる。

    相変わらず、じっくり、読み返し甲斐のある1冊。

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