
底辺男子校・千鳥高校に通う凛太郎と、お嬢様校・桔梗女子の薫子。
ある休日、夏休み明け久々のデートを楽しむ凛太郎と薫子だったが、その様子を桔梗女子の友人4人に目撃されてしまう。
彼女らは薫子を心配し、付き合うことを反対するが、千鳥に偏見を持たない柚原まどかの存在により、ついに凛太郎たちと会う決断をする。
隣接する二校の相容れぬ深い溝、その行方は──…。
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底辺男子校・千鳥高校に通う凛太郎と、お嬢様校・桔梗女子の薫子。
ある休日、夏休み明け久々のデートを楽しむ凛太郎と薫子だったが、その様子を桔梗女子の友人4人に目撃されてしまう。
彼女らは薫子を心配し、付き合うことを反対するが、千鳥に偏見を持たない柚原まどかの存在により、ついに凛太郎たちと会う決断をする。
隣接する二校の相容れぬ深い溝、その行方は──…。
コメント
単行本(電子書籍含む)ならではの描写
当然この9巻でも魅力ある見開きあり。
そして、言うまでも無いところであるもののあえて触れるとして、1話の時点から「こんな学校無いよ」とか「こんな人いないよ」というのはあくまでも創作物であるから、その視点は排除して、これまでと変わらず、登場人物の心情が痛いほど伝わってくる。
特に、その心情などを、物と対比して描かれているのが素敵で、それは9巻でも変わらず。
5,6巻では薫子と凛太郎の、告白での心情が強く伝わってきて、それが夏祭りのラムネが添えられているのが良かった所、この9巻では「とある食べ物」と「とある表現」が用いられ、抜群。
また、薫る花の素晴らしさは、主人公二人だけでなく、(作者の意図として)心底悪い登場人物は出さない、どの登場人物にも焦点が当てられるというのがあるところで、この9巻では特に(ポンコツ描写の多い)翔平と、8巻終わりで主要ぽく描かれた「あゆ」が必見。
良いところをあげたらキリが無いですが、最後に、よくある伏線というのでなく、自然に既出の描写が引用されるのも薫る花の良さで、今回は薫子が1学年の時のことが、さりげなく既出だったと気付かされる。
相変わらず、じっくり、読み返し甲斐のある1冊。