完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる

数百年ぶりに地上に接近した’魔界’の影響で、魔物が急増していることを察知した聖女フィリアは’大破邪魔法陣’を発動し、隣国パルナコルタを救った。
平穏が訪れた隣国で、ライハルトやオスヴァルトと交流するうちに、家族への思いを見つめ直し――。
一方、故郷ジルトニアに残された妹ミアは、フィリアが忍者ヒマリに託した手紙でようやく姉の隣国での歓待や、魔界接近の緊急事態を知る。
さらに第二王子ユリウスの陰謀を目の当たりにし、復讐心に燃えるミアは聖女として選択を迫られ…!
笑わない聖女が売られた先で心を開き、笑顔を咲かせる奇跡のファンタジー、第三幕!

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コメント

  1. 主要人物の感情が物語に追いついて、二人の聖女の行く道が示された

    序盤の主人公聖女は感情に乏しく、外からのアプローチに対する反応として行動が生じているような、ある意味ロボット感があったんですが、ようやく自分の感情が機能していないことに自覚的になって、自分が愛されることと自分が愛することとの相対性に思い至りました。

    この気付きのシーンは、迫害されてきた主人公のあるいはあったかもしれない落ち度として丁寧に描かれていて、キャラクターを甘やかさずにそのパーソナリティ形成がいかに行われたかを掘り下げる実にいい語り口になっています。

    対して妹聖女のミアですが、こちらも単なるシスコンキャラでは終わらせず、なぜ姉を慕うに至ったか、なぜ聖女として国にとどまり続けるのかを掘り下げつつ、姉を奪われ迷い怒り戸惑いながらも自分なりの聖女像を目指す物語が開こうとしています。

    読者としてはここでミアを姉のもとへ逃がしたいところですが、そうすると国が亡ぶこともまた読めているわけで、そこを安易な幸福に飛びつかせずにあえて聖女として姉のようにあることで姉とともにあろうとするタフな道を選ばせたのは、大きく評価が上がるポイントです。

    このミアのそばに側のフィリア側の忍者を置いたのも、物語として実にいい采配です。
    かゆいところに手がぴったり届いてます。

    絶大な権力が統べる政治体制というものは、国の中枢にボンクラが一人いるだけで権力の反作用で国が亡ぶという当たり前の歴史を踏まえながら、物語は丁寧に二人の聖女の異なる在り様を描き始めました。

    その在り様がけして離れたり対立したりせずに優しく寄り添っているように予感させるのが、この作者さんの手腕なんだと思います。

    絵も美しく丁寧で、長く読みたい物語となりました。

  2. 主要人物の感情が物語に追いついて、二人の聖女の行く道が示された

    序盤の主人公聖女は感情に乏しく、外からのアプローチに対する反応として行動が生じているような、ある意味ロボット感があったんですが、ようやく自分の感情が機能していないことに自覚的になって、自分が愛されることと自分が愛することとの相対性に思い至りました。

    この気付きのシーンは、迫害されてきた主人公のあるいはあったかもしれない落ち度として丁寧に描かれていて、キャラクターを甘やかさずにそのパーソナリティ形成がいかに行われたかを掘り下げる実にいい語り口になっています。

    対して妹聖女のミアですが、こちらも単なるシスコンキャラでは終わらせず、なぜ姉を慕うに至ったか、なぜ聖女として国にとどまり続けるのかを掘り下げつつ、姉を奪われ迷い怒り戸惑いながらも自分なりの聖女像を目指す物語が開こうとしています。

    読者としてはここでミアを姉のもとへ逃がしたいところですが、そうすると国が亡ぶこともまた読めているわけで、そこを安易な幸福に飛びつかせずにあえて聖女として姉のようにあることで姉とともにあろうとするタフな道を選ばせたのは、大きく評価が上がるポイントです。

    このミアのそばに側のフィリア側の忍者を置いたのも、物語として実にいい采配です。
    かゆいところに手がぴったり届いてます。

    絶大な権力が統べる政治体制というものは、国の中枢にボンクラが一人いるだけで権力の反作用で国が亡ぶという当たり前の歴史を踏まえながら、物語は丁寧に二人の聖女の異なる在り様を描き始めました。

    その在り様がけして離れたり対立したりせずに優しく寄り添っているように予感させるのが、この作者さんの手腕なんだと思います。

    絵も美しく丁寧で、長く読みたい物語となりました。

  3. 主要人物の感情が物語に追いついて、二人の聖女の行く道が示された

    序盤の主人公聖女は感情に乏しく、外からのアプローチに対する反応として行動が生じているような、ある意味ロボット感があったんですが、ようやく自分の感情が機能していないことに自覚的になって、自分が愛されることと自分が愛することとの相対性に思い至りました。

    この気付きのシーンは、迫害されてきた主人公のあるいはあったかもしれない落ち度として丁寧に描かれていて、キャラクターを甘やかさずにそのパーソナリティ形成がいかに行われたかを掘り下げる実にいい語り口になっています。

    対して妹聖女のミアですが、こちらも単なるシスコンキャラでは終わらせず、なぜ姉を慕うに至ったか、なぜ聖女として国にとどまり続けるのかを掘り下げつつ、姉を奪われ迷い怒り戸惑いながらも自分なりの聖女像を目指す物語が開こうとしています。

    読者としてはここでミアを姉のもとへ逃がしたいところですが、そうすると国が亡ぶこともまた読めているわけで、そこを安易な幸福に飛びつかせずにあえて聖女として姉のようにあることで姉とともにあろうとするタフな道を選ばせたのは、大きく評価が上がるポイントです。

    このミアのそばに側のフィリア側の忍者を置いたのも、物語として実にいい采配です。
    かゆいところに手がぴったり届いてます。

    絶大な権力が統べる政治体制というものは、国の中枢にボンクラが一人いるだけで権力の反作用で国が亡ぶという当たり前の歴史を踏まえながら、物語は丁寧に二人の聖女の異なる在り様を描き始めました。

    その在り様がけして離れたり対立したりせずに優しく寄り添っているように予感させるのが、この作者さんの手腕なんだと思います。

    絵も美しく丁寧で、長く読みたい物語となりました。

  4. 主要人物の感情が物語に追いついて、二人の聖女の行く道が示された

    序盤の主人公聖女は感情に乏しく、外からのアプローチに対する反応として行動が生じているような、ある意味ロボット感があったんですが、ようやく自分の感情が機能していないことに自覚的になって、自分が愛されることと自分が愛することとの相対性に思い至りました。

    この気付きのシーンは、迫害されてきた主人公のあるいはあったかもしれない落ち度として丁寧に描かれていて、キャラクターを甘やかさずにそのパーソナリティ形成がいかに行われたかを掘り下げる実にいい語り口になっています。

    対して妹聖女のミアですが、こちらも単なるシスコンキャラでは終わらせず、なぜ姉を慕うに至ったか、なぜ聖女として国にとどまり続けるのかを掘り下げつつ、姉を奪われ迷い怒り戸惑いながらも自分なりの聖女像を目指す物語が開こうとしています。

    読者としてはここでミアを姉のもとへ逃がしたいところですが、そうすると国が亡ぶこともまた読めているわけで、そこを安易な幸福に飛びつかせずにあえて聖女として姉のようにあることで姉とともにあろうとするタフな道を選ばせたのは、大きく評価が上がるポイントです。

    このミアのそばに側のフィリア側の忍者を置いたのも、物語として実にいい采配です。
    かゆいところに手がぴったり届いてます。

    絶大な権力が統べる政治体制というものは、国の中枢にボンクラが一人いるだけで権力の反作用で国が亡ぶという当たり前の歴史を踏まえながら、物語は丁寧に二人の聖女の異なる在り様を描き始めました。

    その在り様がけして離れたり対立したりせずに優しく寄り添っているように予感させるのが、この作者さんの手腕なんだと思います。

    絵も美しく丁寧で、長く読みたい物語となりました。

  5. 主要人物の感情が物語に追いついて、二人の聖女の行く道が示された

    序盤の主人公聖女は感情に乏しく、外からのアプローチに対する反応として行動が生じているような、ある意味ロボット感があったんですが、ようやく自分の感情が機能していないことに自覚的になって、自分が愛されることと自分が愛することとの相対性に思い至りました。

    この気付きのシーンは、迫害されてきた主人公のあるいはあったかもしれない落ち度として丁寧に描かれていて、キャラクターを甘やかさずにそのパーソナリティ形成がいかに行われたかを掘り下げる実にいい語り口になっています。

    対して妹聖女のミアですが、こちらも単なるシスコンキャラでは終わらせず、なぜ姉を慕うに至ったか、なぜ聖女として国にとどまり続けるのかを掘り下げつつ、姉を奪われ迷い怒り戸惑いながらも自分なりの聖女像を目指す物語が開こうとしています。

    読者としてはここでミアを姉のもとへ逃がしたいところですが、そうすると国が亡ぶこともまた読めているわけで、そこを安易な幸福に飛びつかせずにあえて聖女として姉のようにあることで姉とともにあろうとするタフな道を選ばせたのは、大きく評価が上がるポイントです。

    このミアのそばに側のフィリア側の忍者を置いたのも、物語として実にいい采配です。
    かゆいところに手がぴったり届いてます。

    絶大な権力が統べる政治体制というものは、国の中枢にボンクラが一人いるだけで権力の反作用で国が亡ぶという当たり前の歴史を踏まえながら、物語は丁寧に二人の聖女の異なる在り様を描き始めました。

    その在り様がけして離れたり対立したりせずに優しく寄り添っているように予感させるのが、この作者さんの手腕なんだと思います。

    絵も美しく丁寧で、長く読みたい物語となりました。

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