
天正10年(1582年)織田信長はついに甲斐・武田征討を開始した!
黄昏の帝国に襲いかかる、圧倒的な覇王軍の攻勢に‘武田の希望’信勝とレイリは、当主・勝頼を助けて最後の抵抗を試みる。
その逆転の奇策とは!
巨匠×鬼才が描く超本格時代コミック、完結巻!
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天正10年(1582年)織田信長はついに甲斐・武田征討を開始した!
黄昏の帝国に襲いかかる、圧倒的な覇王軍の攻勢に‘武田の希望’信勝とレイリは、当主・勝頼を助けて最後の抵抗を試みる。
その逆転の奇策とは!
巨匠×鬼才が描く超本格時代コミック、完結巻!
コメント
清々しいくらいのラスト。
のコマ。
220ページ。
一コマ。
どうしてこんな読後感になるのか不思議なくらいだ。
あんな展開で。
原作の人、はこういう話を作るよね。
愛する人からの自立、本当の自立というか。
うまいこと言えないけど。
ミギーの最後もそうだった、
あれは本当に(興奮すると「本当に」が連発)、本当に秀逸なラストだった。
魂を揺さぶるようなラストだった。
レイリも、どちらも。
武田の滅亡とその後日譚。
信勝、そして武田の最後はあっけなく、だがレイリは必死にそれに立ち向かう。
惣三に熱い心情を吐露するなど、もう死にたがりの少女ではないのだ。
神君伊賀越えでの武田の者としてのけじめ・家康との絡みなど、うまく歴史離れさせた虚実ないまぜの話が説得力を持って迫ってくる。
ちょっと物足りなくも感じるくらい淡々と物語が終わってしまったが、家族との日々から始まり多くの人に恵まれてレイリが成長した姿、そして新しい未来への一歩を感じさせる名前にちなんだラストは、さわやかな読後感を運んでくれる。
虚と実の混ぜ具合が美しい。
表情のパワーが素晴らしい。
絶望の底で死にたいとしか考えてなかった少女が、戦いと闘いの日々を経て、この最終話とこのラストシーン!
作画の方は知らなかったが、この組み合わせはかなり最高と言えるのでは。
けっこう複雑なお話をコンパクトにまとめていながら大変分かりやすい。
時代物はちょっと苦手なんだけど、これはそんなこと全く意識せずに読み切ってしまった。
完結
岩明均さんの歴史ものは、なんとも言えない読後感で好きですね。