水上悟志短編集「放浪世界」

少年の頃、世界の全てだった団地…でもそこは…!
出口も入口もない虚無の旅…その先に待つ衝撃の真実とは…。
水上SFの新たなる金字塔「虚無をゆく」を含む全5作収録の待望短編集!

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コメント

  1. user より:

    「彼ら」は人間の頭の上に住んでいる
    「小さな宇宙人(ドワーフ)」達だ

    漫画に出てくる双子はなぜみんな同一化しようとするのか問題。
    そして教室を入れ替わる。

    人はきっとみんな誰かと一心同体になったり見分けられなくなったりしたいのだ。

    でも現実の双子を同一視すると病むので気を付けましょう。

    ということで、長編も短編も中編もぜんぶ面白い水上悟志の新刊だー。

    夜、団地の窓から空を眺めると、町より大きい魚が飛んでるんですよ。

    んで、次のページでは超巨大な腕が出てきてその魚を殴りつけるんですよ、見開きで。

    無限に広がる大宇宙の虚無感っていうのを表現するSFってすごい好き。

    上遠野浩平のナイトウォッチシリーズとか、ああいうの。

    それと、こまごまと妖怪みたいな妖精みたいなのがたくさん出てくる水上ワールドが好き。
    なんと奥さんがデザインしていたとは。
    才能だ。

  2. user より:

    水上悟志氏の作品『水上悟志短編集「放浪世界」 (2018)』を読んでみた。
    ずっと読みたかった作品です。
    じっくりことこと心に沁みる感じでよかった。
    特に”竹屋敷姉妹、みやぶられる”と”まつりコネクション”と”エニグマバイキング”がGood!
  3. user より:

    まんぞく

    とか終わらせてたらもったいないが、大長編短編な虚無をゆく、は最強の男工藤と仲良くなれそうだ。

    双子の話は良い、結局頭のなかだけじゃ生きていけないんだよ。

    水上ワールドとのつながりが気にもなるかわいい作品達だった。

  4. user より:

    『二本松兄妹と木造渓谷の冒険』が、水上先生のシンプルな面白さの塊とするのならば、この『放浪世界』は水上先生の拗れ、熟れ、捻じれた面白さが詰まっている作品集だ
    どちらが面白い、好きは決められるものじゃない。
    どちらにも、水上先生らしさがたっぷり、そこだけが重要だ
    『竹屋敷姉妹、みやぶられる』
    この短編集の中で、最もっつーか、唯一、ほのぼのとした感じがする。
    まぁ、あくまで、水上作品特有の物騒さが控えめってだけで、何気にエグい
    同じである事を楽しみ、同じになれるよう努力するのも双子の醍醐味だろうが、小さくとも大きな違いを見つけ、そこを面白く感じるのも大事だ
    果たして、この双子を見分けられる梅松くんは、どうなっちゃうと言うか、どんな結論を出すのかね。
    どっちを選んでも、どっちかが泣いちゃうし、選ばれた方も罪悪感を覚えちゃう。
    となりゃ、出せる答えは一つかね、倫理的にはアウトかも知れんけど
    『まつりコネクション』
    ドワーフ達の可愛い見た目に騙されそうになるが、やはり、ストーリーとオチは水上先生らしいもの。
    この世界のスケール感の描き方は、多くの作品がリンクしている水上先生こそだな
    ある意味、夫婦の共同制作ってトコもミソだろう。
    奥さんが上手く作れなかった原作の良い部分を繋ぎ合わせて、こうも面白いストーリーに完成させられたのは愛の力か
    『今更ファンタジー』
    なろうコンに落ちたばかりなので、ダメージが最もデカかった。
    しかし、却って、諦めてたまるか、ここで中途半端にしたら、苦い後悔しかねぇ、どうせ後悔するなら、爽快感があるものだ、って変なやる気は出た
    夢は自分にしか解けない呪いだ。
    例え、一つの呪いが解けても、それが新たな夢を生み出す
    『エニグマバイキング』
    ぽんとごたんだ先生の『桐谷さん、ちょっそれ食うんすか!
    』も変わり種すぎる食系の漫画だが、この『エニグマバイキング』は更にゲテモノ。
    何せ、登場人物が食っているのは、バケモノと表現しても良い存在だ。
    しかし、やけに美味そうに見えるから不思議
    多分、それはストーリーの組み立てが上手く、外道な師弟の絆が微笑ましいものだからだろう。
    こういう天邪鬼的なオッサン、嫌いじゃない
    『虚無をゆく』
    ぶっ飛んでいる。
    正直、ゾッとする。
    しかし、これが最も面白い、と感じる私に他の漫画読みは呆れるんだろうな
    命を繋ぎ、大きな目標の達成に挑む、ある意味、人間の強さ、価値、本質的な物に迫っている。
    また、正義と悪の境界線などありはせず、自分で決断し、実行し、責任を取らなければならないって当たり前な事も実感させられる
    生きていれば、自分の生きている世界に虚無を感じる事もある。
    けれども、それは誰だって同じだ。
    何ら特別な事じゃない。
    仮に、特別な人間がいるとするなら、その虚無を打ち破って、外を目指せる奴だ。
    つまり、目標に向かって突き進める人は、誰もが特別だ
    この台詞を引用に選んだのは、言葉に詰まっていた水上先生の魂の切れ端から生まれる熱さで、火傷をしそうになったので。
    その小さな体には背負えない、大きな野望かも知れない、それは。
    けれど、繋がれてきたバトンは自分の代で落とせない。
    新しいゴールへ繋ぐのが、自分の仕事だ、と覚悟を決めた上で、一人でやろうとせず、仲間の力を借りられる彼は、これまでの「彼」になかった強さを持っている
  5. user より:

    ファンが多い作者のようですが、私は初めてです。

    一風変わった設定が面白いけど、
    物語はそんなに面白くはなかった。

    絶版本

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